21番 自動車の保守管理
自動車の 保守管理 |
自動車各部の保守と手入れ ●保守管理の仕方 ①ライト類 前照灯、方向指示器、尾灯、制動灯、番号等が点いているか レンズの破損や汚れが無いか ②バックミラー 後方が見えるか、傷や汚れはないか ③ワイパー 動作状態やふき取り(ワイパーブレードの老化)状態やウインドウォッシャー液の量と噴射状態を確認 ④バッテリー 電解液の液量(不足時は蒸留水を補充) 端子(ターミナル)とケーブルの接続状態(緩んでいれば締め直す) 端子付近が腐食(白粉が付着)している時は湯とブラシで洗いグリース塗布で再発防止 ⑤ハンドル ハンドルが重かったりガタつきはないか、適度なあそびがあるか 警音器は鳴るか ⑥タイヤ 空気圧は適正か、タイヤの磨耗・傷はないか、異物が刺さっていないか 磨耗状態を確認 ※磨耗確認方法:スリップサイン(ウエアインジケータ)が、下図のようにタイヤ溝の無くなった状態なら使用限界となる これが新品タイヤの状態 赤枠矢印の溝部に1.6mm溝が浅くなっているところがある タイヤは走れば走るほど接地面が磨耗して溝が浅くなる 下図が使用限界のタイヤ 矢印部は溝が無くなってしまった 溝のあるところも残り溝の深さが1.6mm以下ということ このスリップサイン(ウエアインジケータ)は上図のようにタイヤ側面に、一般的には三角マークで4箇所以上の位置に備わっているので、その位置の接地面を確認し溝が消えていればタイヤ交換しなければならない (安全運転のためにはもう少し早く取り替えることを推奨) ⑦二輪車のチェーン 張り具合は適正か(中央部分を押し上げて遊びが20mm程度) 試験問題の表現:張り具合は少したわむ程度 ⑧ブレーキレバー・ペダル レバーやペダルの遊びや効き具合は適正か また、ペダルを踏み込んだとき(二輪ではレバーを握ったとき)に余裕があるか 余裕がなくなっているとき、踏みごたえがかわらかいとき、ペダルがだんだん下がるときはブレーキ不良の恐れあり ※余裕がなくなっている(踏み残りしろが少ない)や、ペダルが踏むたびにだんだん下がるときはブレーキ液の漏れ 踏みごたえがかわらかいときはブレーキ液に空気混入の恐れがある ブレーキのリザーバタンクの液量を確認・地面にオイルが洩れ落ちていないかを確認 ⑨パーキングブレーキ レバーをいっぱい引いたときに引きしろが多すぎたり少なすぎていないかを確認 ⑩燃料等 燃料は走行に支障なく入っているか エンジンオイルは適切に入っているかレベルゲージで確認 ⑪冷却水・ファンベルト 冷却水の量をリザーバタンクで確認 冷却水の液量が少なくなると、エンジンが過熱してオーバーヒートとなる オーバーヒートしたら少しでも早く安全な場所で停車し、しばらく低速回転させてエンジンの温度が低下してから冷却水を補充する ファンベルトは中央部を指で押して少したわむ程度が適正 バッテリーの液量・ブレーキのリザーバタンクの液量・冷却水のリザーバタンクの液量・エンジンオイルの液量はすべて上限ラインと下限ラインの間にあることで確認 エンジンルーム ガソリン車 ハイブリット車 最近の試験問題にはあまり見かけないが、二輪・四輪の点検項目記憶法 やってみよう練習問題へ |
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